「相続の落とし穴!共有名義不動産」松原昌洙著

公開日: 更新日:

 親から子へと相続される不動産。相続の仕方には分割と共有という2つの形がある。うまく分割できれば良いのだが、それができなくて共有という形になるとさまざまな問題が起こってくる。

 例えば3人きょうだいが相続、それぞれの思惑が違って、身動きが取れなくなったような場合、しかたなしに共有という形になる。現状維持だ。ただ必ずお金の問題がかかわってくる。税金であったり、賃貸物件なら家賃収入の問題だったりする。しかもこの共有名義不動産が親↓子↓孫と代が進むにつれ共有する人数がどんどん増え、中には居所が分からなくなる人も出てくる。都内でも増えている持ち主の分からない空き家など社会問題化している。

 本書ではそうした問題をいくつも解決してきたプロがその対処法を提示している。

(合同フォレスト 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する