「相続の落とし穴!共有名義不動産」松原昌洙著

公開日: 更新日:

 親から子へと相続される不動産。相続の仕方には分割と共有という2つの形がある。うまく分割できれば良いのだが、それができなくて共有という形になるとさまざまな問題が起こってくる。

 例えば3人きょうだいが相続、それぞれの思惑が違って、身動きが取れなくなったような場合、しかたなしに共有という形になる。現状維持だ。ただ必ずお金の問題がかかわってくる。税金であったり、賃貸物件なら家賃収入の問題だったりする。しかもこの共有名義不動産が親↓子↓孫と代が進むにつれ共有する人数がどんどん増え、中には居所が分からなくなる人も出てくる。都内でも増えている持ち主の分からない空き家など社会問題化している。

 本書ではそうした問題をいくつも解決してきたプロがその対処法を提示している。

(合同フォレスト 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?