「競馬妄想辞典」乗峯栄一著

公開日: 更新日:

 2001年の天皇賞(春)のとき、タガジョーノーブルに乗る福永祐一は「前走阪神大賞典のときは、逃げ馬に乗るときにやらなアカンことをつい忘れていた」と言った。福永は「殺人的ペースで逃げる」といつになく過激な言葉を吐いていた。天皇賞には1年ぶりに「逃げの大家」セイウンスカイが出るので牽制したのか。「やらなアカンこと」とは「アナウンス」だ。このときの福永は「キンシャサの奇跡」のときのモハメド・アリの域に達していた。

 3年のブランクの後、ジョージ・フォアマンに挑戦したアリは「フォアマンはでかいミイラ男にすぎん」などとしゃべりまくった。そしてダウン寸前に4発ほど打っただけでフォアマンを倒したのだ。(「キンシャサの奇跡」)

 競馬をより楽しくしてくれる77のコラムを収録。

(あおぞら書房 1600円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子「ドクターX」打ち切り説 医療モノ“本家”に何が

  2. 2

    白鵬が突然の方針転換…「年内引退」発言にダメ押したモノ

  3. 3

    「桜」名簿問題の責任転嫁に暗躍 菅長官の“懐刀”の名前

  4. 4

    テレ朝を救う? キムタク「BG」がドル箱「相棒」になる日

  5. 5

    セコマ・丸谷社長 コンビニのビジネスモデルは終焉が近い

  6. 6

    嵐・櫻井の婚前旅行の報道にファンの反応が冷ややかなワケ

  7. 7

    松屋で大人気「シュクメルリ」とオリジナルカレーの今後

  8. 8

    超高速Vでも…青学・原監督「箱根駅伝お先真っ暗」の理由

  9. 9

    「麒麟がくる」大コケ予想で三谷幸喜にすがるNHKの哀れ

  10. 10

    白鵬の言動「恥ずべきこと」と八角理事長 広報部長も喝!

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る