「K―POP」金成玟著

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 世界を席巻するK―POPの定義は明確ではなく、カテゴリーの中身は世のトレンドの変化とともに常に更新されるという。その中心的存在となるのは、BoAや東方神起など、洗練されたサウンドと華麗なパフォーマンスを追求する「アイドル」だ。欲望が交錯する音楽空間であり、文化産業であり、社会的な場でもあるK―POPを「メディア」ととらえ、多視点から論じた音楽本。

 日本や米国の音楽を模倣する側だった韓国の音楽界は、1987年から97年にかけ、社会の民主化とともに、自己の音楽を創出する側に立ち始める。そうしたK―POP誕生からの歴史を追いながら、アーティストとオーディエンスとの出会いを可能にしてきたK―POPの核心に迫る。

(岩波書店 840円+税)

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