「男たちよ、ウエストが気になり始めたら、進化論に訊け!」リチャード・ブリビエスカス著 寺町朋子訳
肥満は健康に悪い、カッコ悪い、でも痩せられないとお悩みの諸氏には必読の一冊だ。
祖母は孫(娘の子ども)の世話をすることで娘の負担を減らし、娘はより子どもを残すことができる。つまり、女性は生殖が終わっても(閉経)長い期間生きるのは、間接的に遺伝子を子孫に伝える可能性を高める役割があるからだという。
男もしかり。老化に伴うテストステロン濃度の減少により、男性ホルモンの分泌が抑制され、脂肪がじわじわと蓄積する「ぽっちゃり父さん」になっていくことで、モテ難くなり、妻以外の性交渉相手を探す行動がセーブされ、妻や子供の世話をするようになる。そして妻子からも老後の面倒を見てもらうことで、結果的に自分も長生きできる適応戦略がそこにあるというのだ。
エール大学教授の著者が、男の健康・老化の仕組みを進化生物学から読み解く話題作。
(インターシフト 2200円+税)


















