「ディープ・ステイトの真実」西森マリー著
「ディープ・ステイト」とは、「陰で政策(特に外交政策)を牛耳る闇の支配層」を意味する。たとえば2016年のアメリカ大統領選で、民主党候補のヒラリーの選挙参謀が、ロシアがトランプを助けるために民主党全国委員会のコンピューターをハッキングしたと発言。共和党候補のトランプがロシアと共謀しているという疑惑の苗を植え付けた。
「ワシントン・ポスト」などの大手メディアがトランプの弾劾を叫び、FBIが捜査を始めたが、2019年、大手メディアは「トランプ陣営がロシアと共謀した、という証拠はない」と報じた。
ディープ・ステイトが流すニュースを、大手メディアが検証もせず拡大させているアメリカの驚くべき実態を暴く。
(秀和システム 1600円+税)