「ディープ・ステイトの真実」西森マリー著

公開日: 更新日:

「ディープ・ステイト」とは、「陰で政策(特に外交政策)を牛耳る闇の支配層」を意味する。たとえば2016年のアメリカ大統領選で、民主党候補のヒラリーの選挙参謀が、ロシアがトランプを助けるために民主党全国委員会のコンピューターをハッキングしたと発言。共和党候補のトランプがロシアと共謀しているという疑惑の苗を植え付けた。

「ワシントン・ポスト」などの大手メディアがトランプの弾劾を叫び、FBIが捜査を始めたが、2019年、大手メディアは「トランプ陣営がロシアと共謀した、という証拠はない」と報じた。

 ディープ・ステイトが流すニュースを、大手メディアが検証もせず拡大させているアメリカの驚くべき実態を暴く。

(秀和システム 1600円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明