「遊遊漢字学 中国には『鰯』がない」阿辻哲次著

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 漢字学の第一人者が普段、何げなく使っている漢字の知られざる世界を案内してくれるコラム集。

 表題の「鰯」は、奈良時代の木簡にも書かれている国字(和製漢字)。それ以前は「伊委之」と書かれていたように、日本固有のモノや概念は、漢字の発音だけを使う万葉仮名で書かれていたのだが、ある時期から専用の文字を作るようになったという。漢字は表意文字だから、中国に存在しない事物についての文字が作られることはなかったのだ。

 一方、「豆」という字は、本来は食べるマメではなく、金属製の道具を表す字。発音が同じだったので食べるマメにもこの字が使われるようになったそうだ。他にも、「男女7歳にして席を同じうせず」という教えの本当の意味など、目からウロコの161編を収録。

(日経BPマーケティング 1000円+税)

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