「金正恩と金与正」牧野愛博著

公開日: 更新日:

 北朝鮮「金王朝」3代目の正恩氏と妹・与正氏。ベールに包まれた2人と国の実像に迫るリポート。

 韓国訪問と五輪開会式への出席、米朝首脳会談など、与正氏は世界にさまざまな顔を見せてきた。3人兄妹の中で「最も聡明で知的」と言われていた氏のその「目立ちたがり屋」ともいうべき行動は、男尊女卑社会へのレジスタンスかもしれないと指摘する。

 しかし、2014年に公式活動を始めて以来、彼女が手掛けた西洋文化の一部開放や、兄を偶像化する「愛民政治」政策などは修正を余儀なくされてきた。その背景を分析し、彼女が健康不安を抱える兄の後継者となる可能性を考察。さらに継兄の暗殺に至った権力闘争の内幕や独裁体制の実情、核とミサイルの行方など、兄妹が牛耳る秘密国家を読み解く。

(文藝春秋 1078円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    打線強化急務の巨人が今オフ、トレード獲得に舌なめずりする日本ハム2選手の名前

  2. 2

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 3

    日テレが“打倒 VIVANT”へ総力をかけて挑むドラマ「俺たちの箱根駅伝」の勝算

  4. 4

    経済閣僚から相次ぐ「高市総理はリフレじゃない!」の無責任…にじむのは露骨な米国への配慮

  5. 5

    何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?

  1. 6

    歌番組を見ながら紅白を考えた…来春メンバーが2人になる純烈が気になる

  2. 7

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  3. 8

    川島道行さんは闘病19年 脳腫瘍グレード2で5年生存率は7割

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    WEST.“史上最悪の空中分解”で前途暗雲…10年前のSMAP解散時を超える衝撃