「もしも南北統一したら」辺真一著

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 韓国の文大統領は「南北統一を朝鮮半島の新たな成長エンジンにする」として、2045年までに統一を果たすと宣言した。日本人の多くは統一にネガティブなイメージを抱きがちだが、実は今、世界が北朝鮮の「潜在力」に注目しているという。北朝鮮に眠る地下資源の価値は600兆円ともいわれ、経済制裁が緩和されれば一気に動き出す。

 地政学的にも有利で、経済発展は間違いなく、教育水準の高い安価な労働力で世界の工場になる可能性もあり、統一は韓国だけでなく日本を含む東アジア諸国全体の成長エンジンになるというのだ。

 一方で、巨大な反日国家が誕生してしまうかもしれない。そんな統一の行方をシミュレーションしながら、長期的な視野に立ち、日本が取り組むべきことを提示するリポート。

(ワニブックス 890円+税)

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