「証言 大谷翔平」張本勲、野村克也、江本孟紀ほか著
「二刀流」を引っ提げ、海を渡って4年。その「神レベル」の活躍で世界から絶賛される大リーガー大谷翔平選手の「すごさ」や「魅力」を、さまざまな視点から伝える証言集。
メジャーでもスポットがあたるその走力について、日ハム時代の内野守備走塁コーチの白井一幸氏は「トレーニングを1年ぐらいやって、100メートルを走ったら日本記録をつくるんじゃないかと本当に思ってましたよ。それぐらい速い」と絶賛。当時、打者か投手かどちらかに専念すべきと世間は騒がしかったが、氏は「それは常識にとらわれている人たちの声」で、彼を間近に見たら「二刀流をやらせないのはもったいないと思ってしまう」ほど、その身体能力は高かったと語る。
他にも、現在のエンゼルス監督ジョー・マドン氏のもとでプレーしたことがある川崎宗則氏をはじめ、花巻東高校時代のチームメートから、張本勲氏ら球界のレジェンドまで16人が証言。
(宝島社 880円)