「漂流者は何を食べていたか」椎名誠著

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 モーリス&マラリン・ベイリーの「117日間死の漂流」のベイリー夫妻は、ヨットで太平洋を帆走中にマッコウクジラに衝突して遭難し、手こぎボートで漂流することに。ヨットが沈む前に持ち出した缶詰やビスケットなどで命をつなぎ、近寄ってきたアオウミガメを解体して食べた。カメの死骸を海に捨てると小さな魚が集まってくる。マラリンは安全ピンを使って釣り針を作り、小さな魚を取って生食した。

 子どもの頃、ベルヌの「十五少年漂流記」などを読んで「漂流記マニア」になった椎名が、「荒海からの生還」「日本人漂流記」など、さまざまな漂流記に書かれたサバイバル食を紹介する。

(新潮社 1540円)

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