「夫婦別姓」栗田路子ほか著

公開日: 更新日:

 1996年に法制審議会は選択的夫婦別氏制度を中核とする民法の一部改正についての見解を提出。しかし、国会での議論は一向に進んでいない。最高裁も現状を合憲と判断を下し、法律の問題なので国会が決めるようさじを投げた状態。世論調査では6割以上が賛成しているが、夫婦別姓の法制化はこの四半世紀、止まったままだ。

 法律で夫婦同氏を強制するのは世界でも日本だけ。とはいえ夫婦別姓の選択肢がある国でも、それぞれの制度や法適用の現実は一様ではない。

 本書は、欧米5カ国と中韓で長く暮らすライターやジャーナリストが夫婦別姓に関する各国の歴史や実情、そして課題を解説したリポート。さらに各国の事情を踏まえ、日本で選択的夫婦別姓を実現するための方法を各界の第一人者が討議する。

(筑摩書房 1034円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    バナナマン日村が体調不良で休養するまでの“暴食・連食デイズ”と妻・神田愛花「お腹いっぱい食べさせる」の献身愛

  4. 4

    高市首相は筋金入りの嘘つき! 経歴詐称疑惑で米下院関係者が決定的証言「インターンだった」SNSで猛拡散

  5. 5

    高市早苗氏に経歴詐称疑惑…事務所が認めた!「議会立法調査官」は“造語”だった

  1. 6

    「2世タレント」がまた! 俳優の村上虹郎が交際女性への壮絶DVで書類送検…父親は村上淳、母親は歌手UA

  2. 7

    国民民主に公認取り消された娘が自死、母親も追うように…党内を震撼させた玉木代表の「長文釈明」

  3. 8

    バナナマン日村が突然の休養発表 超売れっ子がネタにしていた肥満体形…ロケ番組多数に心配の声やまず

  4. 9

    高額療養費制度があるから医療保険はいらない? 病院の窓口業務を行う筆者が実際に骨折して感じたこと

  5. 10

    NHK朝ドラ「カムカム」村上虹郎の未知数な魅力…“2世枠”飛び越えた存在感が話題