「都会を出て田舎で0円生活はじめました」田村余一、田村ゆに著

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 田村一家3人が住んでいるのは15坪の木造平屋の建物で、田村が独学で建てた家だ。屋根の材料と補強金属類以外は、すべて廃材を利用。反っているものやねじれているものもあるので、切り刻んで使うしかない。断熱材のグラスウールが足りなかったので、大量にもらったぬいぐるみを外壁と内壁の間に詰め込んだ。今でも壁からの視線を感じる。電気、ガス、水道は契約せずに、ソーラーパネルで太陽光発電。パネルを車輪付きの台車に載せ、太陽の動きに合わせて位置を変える。

 0円生活のきっかけは高校時代。マンガの「寄生獣」を読んで、人間が生きるために環境を傷つけていることに気づいた。自分が生きるために牛・豚・鶏などの命を奪うことを避けるため、富士山で死のうとしたが、気温4度の世界はあまりにも寒かった。

 高齢者の多い地域でご用聞き屋をして生きる家族の自給自足生活をつづったエッセー。

(サンクチュアリ出版 1430円)

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