「一汁一菜でよいと至るまで」土井善晴著

公開日: 更新日:

 料理研究家の著者は定説に逆らい、あえて一汁一菜を提唱し話題となった。その背景には、レストランで食べるようなごちそうを家でも食べたいという過剰な要求から、家庭料理が壊れていく現状に危機感を抱いたからだという。

 これまでの人生を振り返りながら、一汁一菜を提唱するまでに至った道のりを記すエッセー。

 1957年、料理研究家の両親の家に生まれた氏は、小学生のときには料理番組で講師を務める父親に同行していたという。そんな父の背中を見て育った少年期の思い出や、自らが料理研究家となる道のり、万を超えるレシピを考案してきた経験をつづる。その上で、家庭料理についてさらなる考察を深め、人間としての生き方につながる一汁一菜のすばらしさを説く。

(新潮社 902円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網