「理想の父にはなれないけれど」じゃんぽ~る西著

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 子育て経験者なら誰もが「あるある」とうなずきたくなるような出来事が、ユーモラスに描かれている。息子のためにぶつかり防止のクッションを大量に買い込み、部屋中の角という角に貼り付けたのに、当の息子がすべてのクッションを剥がして回りご満悦。一日の労働が水の泡となることなど日常茶飯事だ。

 また保育園に登園する際は体温を測って連絡帳に記録する必要があるが、なぜか頻繁に体温計が消える。物を隠す妖怪でもいるのかと思いつつ、何度も買い足していたら、あるときスピーカーの空洞から大量の体温計が! 妖怪は小さな穴に物を入れるのがマイブームの息子だったというわけだ。

 抱っこしても泣きやまず、おどけて見せてもクスリとも笑わない息子に翻弄される父の日々を描いた、コミックエッセー。

(KADOKAWA 1210円)

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