「理想の父にはなれないけれど」じゃんぽ~る西著

公開日: 更新日:

 子育て経験者なら誰もが「あるある」とうなずきたくなるような出来事が、ユーモラスに描かれている。息子のためにぶつかり防止のクッションを大量に買い込み、部屋中の角という角に貼り付けたのに、当の息子がすべてのクッションを剥がして回りご満悦。一日の労働が水の泡となることなど日常茶飯事だ。

 また保育園に登園する際は体温を測って連絡帳に記録する必要があるが、なぜか頻繁に体温計が消える。物を隠す妖怪でもいるのかと思いつつ、何度も買い足していたら、あるときスピーカーの空洞から大量の体温計が! 妖怪は小さな穴に物を入れるのがマイブームの息子だったというわけだ。

 抱っこしても泣きやまず、おどけて見せてもクスリとも笑わない息子に翻弄される父の日々を描いた、コミックエッセー。

(KADOKAWA 1210円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状