「男性中心企業の終焉」浜田敬子著

公開日: 更新日:

 1986年の男女雇用機会均等法の施行以降、女性の地位向上や働きやすさへの支援などが議論、後押しされてきた。しかし、世界経済フォーラムによる日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中116位とジェンダー後進国から抜けだせない。

 経済の低迷、経済成長の停滞状態を「失われた30年」と表現するが、著者は「失った」のは、ダイバーシティーやジェンダー平等を積極的に推進しなかったことによる経済成長の機会だと指摘する。その価値に気づかず自ら放棄したのだと。ほかの先進国は女性というこれまで眠っていた人材を生かすことで成長の原動力につなげてきたという。

 本書はジェンダー後進国の日本の現状を俯瞰しつつ、多様性を実践している企業の地道な取り組みを紹介するリポート。 (文藝春秋 1078円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  2. 2

    元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中

  3. 3

    「愛子天皇」阻止が直撃…高市内閣「支持率」暴落、「不支持」と逆転で首相も応援団も大焦り

  4. 4

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  5. 5

    東京維新が党の看板政策「身を切る改革」まさかの“廃棄“ あまりにもフザケた理由

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    W杯で横行する「偽ユニ」商売の裏側 一部アルゼンチン人が米国の超物価高で編み出したハイテク“錬金術”

  3. 8

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  4. 9

    松本人志"めちゃめちゃ癌"の心配される健康管理と伸び悩む「DOWNTOWN+」の今後

  5. 10

    安青錦が丸ごと吐露…相撲との出会い、日本語習得、「腹違いの兄貴」