「すばらしい失敗」 ニコリ編

公開日: 更新日:

 1から9までの数字を9カ所のマス目に入れるパズル「数独」。その「数独の父」と呼ばれるのが、パズルの制作とパズル誌の出版をしている株式会社ニコリの社長だった鍜治真起だ。「パズル通信ニコリ」を創刊したのはサブカルチャー全盛の1980年。「ナンバープレース」と呼ばれていたパズルのとりこになって、「数字は独身に限る」という考えから「数独」と命名、世界中で大ブームに。当初は不定期発行で「毎回突然発行」だった。「ニコリ」の誌名もスポーツ紙に載っていた競走馬の名にちなむ。15年後、その競走馬にお礼を言うためにウルグアイの競馬場まで訪ねていく。

「数独の父」の型破りな人生を紹介。

(ニコリ 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした