「コロナの夜明け」岡田晴恵著

公開日: 更新日:

 テレビで、クルーズ船で新型コロナの感染が広がっているというニュースが流れた。

 厚労省国立感染症研究所を辞めて私立大学で感染症学を教えている生月碧(いきつきあおい)は、元厚労大臣の田川明宏に電話して、感染症のパンデミック対策を説明した。碧と感染研で同期だった空港の検疫所の医師・溝越健司は空港に感染者が来るのに備え、邦人の保護、彼らの帰国後の隔離が必要だと考えた。

 帰国者が体調不良を訴えたので検査をしようとしたが、上司は感染者が出ている武漢からの帰国者でないため検査を認めない。

 新型コロナのパンデミックを防止するために奔走する人びとを描く医療小説。

(KADOKAWA 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"