「脱炭素産業革命」郭四志著

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「脱炭素産業革命」郭四志著

 地球温暖化や気候変動に対処するため、2020年代に入り、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出が実質ゼロであること)に向け、各国が脱炭素化・グリーン化に向け動き出した。

 こうした中、脱炭素産業革命が次世代の産業革命の主役として浮き彫りになり、社会の生産様式や生活環境、ライフラインの変化に大きく影響を及ぼし、政治や経済の国際秩序や資源・エネルギー地図を書き換えつつある。

 本書は、脱炭素産業革命の現状と、それがもたらすエネルギー安全保障や資本主義・市場経済、およびグローバル経済のグリーン化を分析。さらに資源国の影響力の低下と脱炭素先進国の台頭による地政学的変動と国際政治経済秩序の変容を考察したテキスト。

(筑摩書房 1265円)

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