「トランスジェンダー入門」周司あきら、高井ゆと里著

公開日: 更新日:

「トランスジェンダー入門」周司あきら、高井ゆと里著

 トランスジェンダーの一般的な定義は、「出生時に割り当てられた性別とジェンダーアイデンティティーが異なる人たち」。

 トランスジェンダーにもさまざまな人がいて、出生時は女性に「割り当てられた」けれどもジェンダーアイデンティティーが男性である人は「トランス男性」と呼ぶ。しかし、トランス男性を「女性から男性になった人」と理解してしまうと、その人が幼少期から男性のアイデンティティーを持っていた場合には、そのアイデンティティーを否定・抹消する結果になり、本人にとっては侮蔑的な行為にあたるという。

 そうした定義にはじまり、性別を変えるとはどういうことなのか、どのような差別に苦しんでいるのかなど、客観的な視点から日本のトランスジェンダーの状況を論じた初の入門書。

(集英社 1056円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン