(112)堆積岩の顔は十二歳の亮
突き出した臀部が空にあった。二つの岩の塊──尻は見苦しく割れ、肛門──洞窟の入り口がむき出しになっている。肛門の大きさは複葉機の翼の出口としてたっぷりの直径を持っていた。綾瀬は見下されているのを感じた。赤松は求めている。謳う大口、広げた肛門、曲芸飛行の安全基準は満たされている、…
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