「雇足軽 八州御用」辻堂魁著

公開日: 更新日:

「雇足軽 八州御用」辻堂魁著

 越後宇潟藩浪人の竹本長吉は請人宿の手代にひたすら頭を下げて仕事を紹介してくれるよう頼んでいた。ふた月ほど前に紙屋を紹介してもらったのだが、そこは本業は高利貸で、長吉はその用心棒をさせられていたのだ。

 手代は文句を言いながらも、関東取締出役蕪木鉄之助の雇足軽の仕事を紹介してくれた。1日銀1匁で1年契約だ。蕪木の屋敷で鉄之助に尋ねられ、長吉は宇潟藩の藩札乱発による騒動で禄を失ったと打ち明ける。農村回りの役に就いていたことから長吉は雇われることになり、翌年、賭博などの取り締まりに当たるため、下総に向かう。

 悪事に立ち向かう関八州取締役の旅を描く時代小説。

(祥伝社 1925円)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外