「人口からみた宗教の世界史」宮田律著

公開日: 更新日:

「人口からみた宗教の世界史」宮田律著

 世界の総人口のうち、キリスト教徒は最大の23億人、次いでイスラム教徒18億人、ヒンズー教徒11億人、仏教徒5億人、民族信仰4億人、そして信仰を持たない人が12億人の分布だという(2015年現在)。

 しかし、常にキリスト教の人口が多かったわけではなく、オスマン帝国などのイスラム国家が覇権を握っていた時代などは、非キリスト教世界の人口のほうが多かった。

 そして、21世紀の間に世界では宗教的にイスラム人口が最も多くなるとみられているという。

 世界の宗教人口の推移とその背景を世界史に位置づけて、人口の動態変化にともなう宗教の相互作用が文化や政治にどのような影響を与えてきたのかを考察する。

(PHP研究所 1265円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”