「古代世界の超技術」志村史夫著

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「古代世界の超技術」志村史夫著

 世界各地の古代遺跡の謎に迫りながら、古代人たちの知恵と技の秘密に迫るサイエンス本。

 まず取り上げるのは古代遺跡の王者、エジプトのクフ王の大ピラミッド。平均2.5トンもの巨石200万個をどのように積み上げたのか。多くの人は、正四角錐と思い込んでいるが、大ピラミッドは底面の各辺は直線ではなく、中央部で若干くびれており、変則八角錐になっているのだという。

 また、通説では巨石の切り出しや加工に石の玉が用いられたとするが、石職人らの話から、切断箇所で火をたいて切り出したとの説に行きつく。さらにその石を運び出し建造していく過程を、理論的に推測していく。

 ほかにもイギリスのストーンヘンジや古代ギリシャ・ローマ、中米のマヤ文明の遺跡まで古代人たちの驚異の技を読み解く。

(講談社 1210円)

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