「証言 タブーの昭和史」別冊宝島編集部編

公開日: 更新日:

「証言 タブーの昭和史」別冊宝島編集部編

 新証言によって、昭和史に刻まれた大事件の真相に迫る事件簿。

 まずは、昭和最大の未解決事件のひとつで、今も多くの謎が残る3億円事件(昭和43年)を取り上げる。

 事件から11日後、事件を象徴することになる容疑者のモンタージュ写真が公開された。しかし、この写真は前年に死去した、事件とは全く無関係の青年の写真を流用したものだったという。捜査の迷走と迷宮入りを象徴する、このモンタージュ写真が作られた背景に迫る。

 ほかにも、昭和45年に作家の三島由紀夫が自衛隊の駐屯地でクーデター決起を呼び掛け割腹自殺した事件をはじめ、宮崎学氏が容疑者キツネ目の男にされた昭和59年のグリコ・森永事件など。記憶に刻まれた昭和史のタブーに改めて切り込む。 (宝島社 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”