「雫」寺地はるな著

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「雫」寺地はるな著

 親などから譲り受けた古いデザインのジュエリーや婚約指輪などを作り直すのが、ジュエリータカミネに勤める永瀬珠の仕事だ。だが、突然、高峰社長が店を畳むと宣言し、二十数年間いた職場を去ることになった。

 片付けていると高峰のスマートフォンに電話があった。同じビル内の「かに印刷」に勤めていた森侑(たすく)が階下にきているという。3人で話していると木下しずくの名が出た。しずくは高峰の遠縁の娘で、高峰の家に預けられていた。3人とは同級生だった。しずくは2年前に突然、九州の星母島という離島に移住すると言いだしたのだ。

 中学の卒業制作で出会った4人が30年後に再会する物語。 (NHK出版 1870円)


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