「クラスメイトの女子、全員好きでした」爪切男著

公開日: 更新日:

「クラスメイトの女子、全員好きでした」爪切男著

 著者は、小学生のときに父から「おまえは、女の子と恋はできないだろう」と宣告される。以来、父の助言に従い、クラスの女の子たちを毎日観察して1人残らず覚えた。

 40代独身男性になった今も覚えているクラスメートの女の子たちについて記したエッセー。

 少々の雨では傘を差さない「ヤバい子供」時代。小2のときの同級生の新井さんも傘を差さない子だった。台風が直撃した翌日、荒ぶる川を見に行くと、なぜか新井さんがやってきた。思い切ってなぜ傘を差さないのか聞いてみると思いがけない答えが返ってきた。

 ほかにも、鼻くそを食べる片岡さん、いじめっ子の頭の上にゲロを吐いた白川さん、妖怪のように水を飲むマドンナの林さんなどが登場。今夏放送の連続ドラマの原作。 (集英社 660円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?