「星降る海」ほしおさなえ著

公開日: 更新日:

「星降る海」ほしおさなえ著

 両親の顔も知らず、呉服屋の初代夫婦の養女として育った琴子は、着物に宿る記憶が見えるという不思議な能力を持つ。今は、3代目の次男の柿彦が本店から独立して営むリユース着物専門店で査定役をしている。

 ある日、本店の物置部屋の桐箱から3枚の着物が見つかり、2枚の江戸小紋は初代の妻の志寿が若いときに着ていたものと判明。残りの手描き友禅の訪問着の持ち主が分からず、柿彦から琴子のものではないかと問い合わせがある。琴子にも覚えがないが、柿彦が持参した友禅を手にすると一瞬だけ聞き覚えのある歌声が聞こえる。さらに驚くことにその友禅の絵柄は琴子が何度も夢に見た着物の絵柄と似ていた。

 織物の町・八王子を舞台にした「琴子は着物の夢を見る」シリーズ第3巻。

(角川春樹事務所 726円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  5. 5

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  1. 6

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  2. 7

    初期ビートルズの代名詞のような2曲の、まるっきり新しかったポップさ、キュートさ、叫びっぷり

  3. 8

    混戦制した河本結の"自己中プレー"に中継解説者が苦言…人気女子プロに問われるモラルとマナー

  4. 9

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  5. 10

    ますます劣化する高市官邸…ポテチパッケージ白黒変更を「カルビーの売名行為」と幹部暴言しSNS大炎上