「AIに看取られる日」奥真也著
「AIに看取られる日」奥真也著
AIの使用は、最先端の医療現場では当たり前の光景になりつつある。膨大な医療データを習得したAIの診断精度は人間医師を超え、患者それぞれに最適な治療計画を瞬時に立案。創薬プロセスは劇的に短縮され、個人の遺伝子情報に基づいて行われる「精密医療」もその力なくして語れない。さらに近い将来、AIが看取りまでやるようになると著者は予測する。
これまで患者の感情に「寄り添う」ことや、その命を穏やかに見送る「看取り」は人間の医師にしかできない聖域とされてきた。しかし、AIはこれまで想像もしなかった形で看取りにも深く関与するようになるという。
AIやDXの導入が急速に進むであろう今後10年間の医療、介護、そして看取りの未来を予測したテキスト。 (朝日新聞出版 957円)


















