「江戸艶語」山口謠司著

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「江戸艶語」山口謠司著

 江戸庶民が楽しんだ艶画・艶本は、生きた日本語の宝庫だという。そこで使われている言葉は、辞書を引いても、ググっても出てこない。学校でも教えてくれないけれど、最も人間的で、最も日本語らしいと著者はいう。そんな「艶語」を紹介しながら、「江戸庶民たちの性も含めたリアルな日常」を読み解いていく。

「艶道日夜女宝記」に掲載されている男性が自慰をしている珍しい絵を紹介しながら「自行安味(じこうあんま)」と呼ばれた当時の自慰に対する考え方をはじめ、男根に求められる長さや大きさ、形、その良し悪しを分類した「九道具」、葛飾北斎が絵を描いた「陰陽淫蕩の巻」に登場する空海が伝えたとされる「かまをほる」(男色)の意外な語源など、性をスパイスに日本語の奥深さを学ぶ。 (集英社インターナショナル 1100円)

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