「検視官の現場」山形真紀著

公開日: 更新日:

「検視官の現場」山形真紀著

 元警察官の著者は、かつて検視官として約1600体もの遺体の検視を担当したという。検視とは、変死と呼ばれる事案について遺体や現場を調べ、主にその死の事件性を判断する仕事。

 検視官は、法医学者や監察医とは異なり、警察官の職務のひとつで、刑事として10年以上の実務経験があり、警察大学校で法医学を修め、警部以上の階級にあることが必要だという。警察では、年間20万体もの死体を取り扱っており、その数は多死社会を迎え増える一方だそうだ。

 本書は、検視官の仕事の実際を紹介。家族と同居しながら、腐敗し異臭がするまでその死に気づかれなかった50代男性や、ごみ屋敷で見つかった白骨化した遺体など、さまざまなケースを紹介しながら、現代日本が直面する課題を考える。 (中央公論新社 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    橋本環奈に近日ゴールイン説が再浮上…破局説も流れた中川大志と表参道デート&高級パジャマ

  2. 2

    映画「エルヴィス」にはガッカリだったが、今度の「Michael/マイケル」はいい!

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    国民民主に公認取り消された娘が自死、母親も追うように…党内を震撼させた玉木代表の「長文釈明」

  5. 5

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ

  1. 6

    2学年上の櫻井翔に諭されて堀越高校に進んだ松本潤のかけがえのない出会い

  2. 7

    天皇皇后が訪問したオランダ・ベルギーの次期王位は「女王」に…欧州では男系優位の「サリカ法典」は過去のもの

  3. 8

    二宮和也"嵐解散"発言が物議…再始動を望むファンに突きつけた現実と意外な肯定意見

  4. 9

    高額療養費制度があるから医療保険はいらない? 病院の窓口業務を行う筆者が実際に骨折して感じたこと

  5. 10

    高市首相また国会で火ダルマ…中傷動画や暗号資産疑惑めぐり“小芝居”炸裂の答弁修正