「おでん学!」紀文食品おでん研究班編

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「おでん学!」紀文食品おでん研究班編

 鍋料理の人気投票で不動の1位を守り続けるおでんは、日本の食文化を象徴する存在だという。家庭の食卓に上る日常の料理である一方で、専門店で風格のある逸品を味わう楽しみもあれば居酒屋などのメニューにも登場する、主役にもわき役にもなれる唯一無二の料理だ。

 地域によって、入れる種もの(具材)も味付けも異なる。また、本州中央部を境に、東と西では調理時間に約1.5倍もの差があるという。一見すると「普通」に思えるおでんにも、その土地の風土と歴史、そこで暮らす人々の食の物語が詰まっているのだ。

 本書は、田楽豆腐に起源をもつというおでんの歴史から、各地のおでんの特徴を、データを駆使して民俗学的に考察、さらにプロ直伝の技と作り方まで。多視点で熱く語り尽くすおでん文化論。 (祥伝社 1320円)

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