「優良中古マンション 不都合な真実」伊藤歩著

公開日: 更新日:

 著者は築40年、総戸数50戸のマンションに住んでいる。購入したのは31年前。好立地で管理状態のいい人気物件だった。ある日、マンションの管理会社から、階下の部屋で漏水事故が起きていると連絡があった。漏水箇所は階下の和室の押し入れで、水回りとは関係のない場所。管理会社が紹介した設備工事会社は、給湯管に穴が開いていると説明する。さらに、住居内の配管の交換費用は専有部分なので保険が下りず、自費になるという。管理会社の担当者は、このマンションで同様の事故が起きたことはないと言ったが、それは嘘だった。

 漏水事故で「加害者」になった金融ジャーナリストが突き止めた真実とは。

(東洋経済新報社 1650円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ