青春映画の巨匠・恩地日出夫監督は“遺作パート2”準備中

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 つまり、まだまだ映画を撮る気力は十分ということだ。

「自分の中では遺作のパート2の構想は出来上がってて、原作者に連絡を取ったら、“映画になるのは夢です”って返事もいただいた。ただ、まだ内容を話す段階じゃなく、パート2を作るかどうかも含め、近いうちに結論を出したいね」

 映画製作は当たれば大儲け、コケれば多大な負債を背負う、ある種のバクチだ。

「そう、映画を作るってことは、リスクを負うってことなんだ。その点、オレが昔いた東宝は見事に絶対に儲かるとわかってる映画しかやらなかった、ハハハ。あと、今はフジテレビみたいに自局のヒットドラマを映画化し、カネ儲けに走るテレビ局もある。しかし、オレたちは文化をつくってるわけで、儲からないものはつくらないって人間ばかりじゃ、文化を創造できっこない。カネ儲けだけを目的にした作品には、まったく興味がないよ」

 ついでにいえば、「最近は他の人が作った映画はほとんど見ない。若いヤツの作品から学ぶことはない」とか。

■「特定秘密保護法、あれが成立して以来、危険なにおいを感じる。」

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