元天才子役・水野哲さん ラーメン店経てカムバックの軌跡

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 30歳から5年間は西武池袋線の江古田でラーメン屋を切り盛りした。

「チェーン店の『花月』3号店。カウンターに8人座ればいっぱい。仕込みから接客まで全部ひとりでやりました。5年でやめたのは単に契約が切れたためです」

 それからはデザイナーで収入を得る一方、IT関連の派遣会社で働いた。

「それが40のときです。突如として、本当に突如として、自分はこのまま芝居をやらないで一生を終わっちゃうのか、って切ない思いが心の中に芽生えたんです。で、07年、友人の高野浩幸さんに誘われ、『煌く舞台の片隅で』って舞台で役者に復帰しました。今は自分で劇団を主宰したり、スマホ向けのラジオ番組に出たり、バンド活動をしてます」
 8年前に同い年の女性と結婚。都内に暮らす。
「役者だけで食っていくのは難しい。時間があればチラシなどのデザインを請け負い、女房も働いてます」

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