「新・常識の世界地図」21世紀研究会編著
「新・常識の世界地図」21世紀研究会編著
歴史や文化によって培われてきた世界各地、各民族、各宗教のそれぞれの「常識」は、他の介入を許さない価値観や社会を映す鏡のようなものとしてあり続けてきた。ITの普及によって国境の壁はなくなっても、そうした文化や常識の壁は確固として存在する。
本書は、知っているようで知らなかったそんな世界各地の「常識」を紹介するハンドブック。
日本人は出された食べ物は無理をしても食べるが、これが非礼になる文化がある。中国や朝鮮半島で料理をすべて食べてしまうのは、もてなしが足りないという意思表示になりかねないそうだ。
ほかにもイスラムとヒンズーで異なるトイレの作法やギリシャでは「くたばれ」になってしまうVサインなどのボディーランゲージまで。世界の慣習とタブーを解説。 (文藝春秋 1375円)