ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…
9日、ヤクルトが池山隆寛監督(59)の就任を正式発表した。二軍監督から昇格する。
ヤクルトは今季、57勝79敗7分けの最下位に沈み、高津臣吾監督(56)の退任が決定。林田哲哉代表取締役社長オーナー代行は、「6年間にわたり二軍監督として若手の育成に尽力し、成長に導いてくれた。チームの再建、底上げを託す人材として適任であると判断しお願いしました」とコメントしたが、池山監督が率いた二軍も今季、45勝76敗2分けでイースタン・リーグの最下位に終わっている。
「二軍監督を務めた6年間で5位、4位、4位、6位、5位、8位。その手腕を不安視する声があるのは確かだが、二軍の順位は一軍のチーム運営に左右される。特に今季は高津監督が、通常は6人で回す一軍の先発ローテを9人で回したことから、常に3人が二軍で調整登板することになり、池山二軍監督はやりくりに苦労した面もあった。現役時代から野手のまとめ役で、面倒見がよく親分肌の男。リーダーシップ、人望という点では心配ない。独特の感覚を持っていて、えっと驚くようなことを考える。感性派だから、ヘッドコーチをはじめとするコーチ陣が池山野球をきちんと言語化し、選手に浸透させられるか。それがカギでしょう」(球団OB)