ビジネスの場で“話し上手”になるには、「うまく話す」ではなく「伝えるよう話す」こと
話す力・聞く力編(1)
メールやチャットでは冷たく感じたのに、実際に話してみると穏やかで優しい人だった、そんな経験はありませんか。
同じ言葉を使っていても、文字だけで見る場合と、声や表情を伴う会話とでは、伝わり方が違います。また、同じ内容でも、選ぶ言葉によって相手に与える印象は大きく変わります。
デジタル化が進み、文字でやりとりする機会が増えました。さらに、オンライン会議が一般的になり、画面越しで会話することも日常になっています。便利で効率的な一方で、「なんだかうまく伝わらない」と感じることもあるでしょう。だからこそ今の時代、「話す力」と「聞く力」がこれまで以上に求められています。
今回からは「話す力・聞く力~信頼を育てる言葉のマナー」をテーマに、ビジネスの現場で役立つ、実践的なコミュニケーションのコツをお伝えしていきます。
■「話す力」は「うまく話す」ことではない
「話し上手になりたい」と思う人は多いでしょうが、ビジネスの場で本当に大切なのは「うまく話す」ことではなく「伝わるように話す」こと。