全豪OPテニス中継を狙う イケイケNHKの引けない事情
そこでNHKは全豪中継を、これからガンガンPRして新規契約をアピールすることを決めた。
一方、イケイケのNHKに対して元気がないのが民放キー局で、その理由は――。
「テニスは野球、サッカーやバレーに比べ、試合時間が読みにくい。しかも、番組編成がしづらくてスポンサー集めも困難です。また、万が一、錦織が初戦で敗退でもしてしまったら目も当てられない。テニスは正直、時間的制約も大きくて、地上波には向いていない」(編成関係者)
また、問題は放送権料である。テニスは1大会約5億円で民放にとっては大きな出費。この金額を無理なく捻出できるのは14年度の受信料収入が6428億円のNHKだけで、民放は視聴率が20%を超えるもくろみがないと動けないという。
結局、皆さまのNHKが視聴者の期待に応えるしかないのだが…。