やしきたかじん遺言本 異例の大風呂敷「初版25万部」の勝算

公開日: 更新日:

 たしかに内容は衝撃的である。今年1月に食道がんのため亡くなったやしきたかじん(享年64)。これまで2年間に及んだ闘病生活についてはまったく明かされなかったが、妻さくらさん(33)の日記や証言をもとに、作家の百田尚樹氏が300時間以上も取材を重ねたノンフィクション「殉愛」(幻冬舎)が出版され、大きな反響を呼んでいる。

 さくらさんとの出会いはフェイスブックに始まり、交際開始から死ぬまでさくらさんとは一度もセックスができなかったこと、壮絶な闘病生活、浮気、テレビ復帰、がん再発、主治医が「これほど献身的に看病した女性を見たことがなく、今後も見ることはない」と語ったほどたかじんへの深い愛情――。

 初めて明かされるエピソードの数々は“浪速の視聴率男”の異名とは裏腹に、女々しく徹底的に情けない姿も。たかじんの死後の遺族間の確執、金銭トラブルにいたるまで赤裸々に綴られている。

 関西圏ではいまだに冠番組が放送され続けるなど絶大な人気を誇るたかじんだが、版元の初版25万部という数字を聞いて、出版関係者は皆、一様にのけ反った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体