俳優・美木良介が懐かしむ 寿司職人の父と飲んだ酒の思い出

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 NHK朝の連続テレビ小説「心はいつもラムネ色」などで爽やかな魅力を放っていた美木良介さん(57)。近年はオリジナル健康法“ロングブレスダイエット”を提唱して人気だ。そんな美木さんは、父親と飲む酒が何よりも好きだったという。

■2人で一晩で一升瓶を開けたことも

 酒は強いし、すごく好きです。何といっても、ボクは小学5年生から飲んでいましたから(笑い)。

 ボクに酒を飲ませたのは、寿司職人だった父。毎晩、夕食前に「食欲が湧くから」と、ビールを1杯飲ませるんです。ボクはおいしくないなぁ、と思いながら飲んでいたけど、いつの間にかおいしいな、と(笑い)。でも、1杯以上は飲みませんでした。それも、中学3年まで。高校は甲子園の常連校・岡山東商業高校に越境入学(出身は兵庫・姫路)し、寮に入ったので。

 父はボクが「プロ野球選手になりたい!」と言ったので、たくさん食べさせて、体を大きくしようと思ったようです。兵庫には但馬牛というおいしい牛肉があるのですが、誰かから但馬牛にビールを飲ませて肉を柔らかくしていると聞いたらしく、父はボクに柔らかい、いい筋肉をつけさせようと思って、ビールを飲ませていたんだそうです。そのことを大人になってから聞きました。

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