60本超上映…池袋・新文芸坐「戦後70年企画」で戦争を考える

公開日:  更新日:

 戦後70年の今年の夏は例年以上に、“戦争”という言葉が重く感じられる。かつて「戦争が露出してきた」と言ったのは吉本隆明だが、今の状況は吉本の言葉を超えて「戦争」がもっと身近になっている。その「戦争」をじっくり考えることができるのが池袋・新文芸坐の今年の特集だ。

 戦後70年企画として7月26日から始まった上映は3部構成。全部で60本以上の作品を上映するというから壮観だ。1部は「戦後日本の歩み」、2部「日本の戦争」、3部「戦後の風景」に分かれる。

 なかでも、8月12日からスタートする2部は戦争映画のオンパレードだ。推薦作品としては「真空地帯」「軍旗はためく下に」「私は貝になりたい」「黒い雨」「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」「陸軍」「ひめゆりの塔」といったところか。

 とくに深作欣二監督の「軍旗――」。南洋の島で追い込まれた日本兵の、人肉食まで言及される恐るべき描写もあり、今見ても身がすくむはずだ。戦争に翻弄された人々の戦後の荒廃ぶりは、「仁義なき戦い」をほうふつとさせる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    辺野古「県民投票」不参加表明 沖縄県“アベ友”5市長の評判

  7. 7

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  8. 8

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  9. 9

    広島・誠也が打点王宣言も “新3番”長野に丸の代役務まるか

  10. 10

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

もっと見る