「偽装の夫婦」も得意路線 天海祐希が“安全運行”に徹する理由
2日に放送された「私という名の変奏曲」(フジテレビ系)で憎まれ恨まれ殺される“悪い女”を演じた天海祐希(48)。会見では本人も「役柄的に私に合わないのではと思ったけど、役柄だから楽しく演じた」と語っていたとおり、今の天海に悪女イメージはない。
むしろ、理想の上司ランキングで6年連続トップになるなど、頼れる男前な姉御風女子がハマリ役だ。
だから、9月27日に放送された「緊急取調室」(テレビ朝日系)の取調官役や、7日スタートの「偽装の夫婦」(日本テレビ系)でのコミカルな役のほうが似合うというのがちまたの意見。そのせいか視聴率でも、「緊急取調室」は14.6%、「偽装の夫婦」の初回視聴率は14.7%とまずまずだったのに対し、悪女役を演じた「私という名の変奏曲」は9・1%と期待外れに終わってしまった。
「それでも、宝塚を退団し女優デビュー後の天海の出世作は05年の主演ドラマ『女王の教室』です。クラスを支配する悪魔のような女教師を演じて、最終回には25%を超える視聴率を叩き出している。むしろ凄みのある悪女役を経て大女優への道を歩き始めたと言ってもいい。当時は、子役たちが“カメラが回ってない時の天海さんが一番怖い”と怯えていたほど悪魔のような女教師役に徹していました」(芸能ライター)