法廷で“女優力”発揮も…土屋アンナが払わされる裁判の代償

公開日: 更新日:

 2013年にモデルで歌手の土屋アンナ(31)が主演舞台の稽古に参加せず、公演中止になったとして、舞台のプロデューサー・甲斐智陽氏(64)が約3000万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が9日、東京地裁であり、土屋と甲斐氏が出廷。法廷で初の直接対決が実現した。

 土屋は所属事務所社長でもある母親とともに出廷。土屋側は甲斐氏がネット上に公開した楽曲「ANNA」に対し甲斐氏を名誉毀損で訴えているため、訴訟はこの日がひとつのヤマ場を迎えた。

「土屋は稽古を欠席した理由について、甲斐氏が原作者からの承諾書を取り付けていなかったことを主張。また、舞台のミーティング中に甲斐氏から『ヤクザみたいな女だな。人の話も聞けない態度が悪ぃーな』と恫喝されたとも主張。さらには、甲斐氏が原作者の障害者女性を誹謗中傷した様子を、甲斐氏のモノマネまじりで証言した。おまけに、『ANNA』の歌詞が事実無根であることを主張し涙を見せるなど“見せ場”が満載。土屋の“女優力”が法廷でも光っていました」(傍聴した記者)

 一方、やり込められた甲斐氏は閉廷後、集まった報道陣に対して「恫喝なんかしていない。(土屋の主張は)ほとんどがデタラメ」と主張するのが精いっぱい。来年1月25日に判決が下されるが、甲斐氏が圧倒的に不利という見方が強い。とはいえ、土屋側も“無傷”では済みそうにない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手