選考委員一同迷い…流行語大賞が決まったのは「今日」だった

公開日: 更新日:

 今年流行した言葉を決める「2015ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、発表された。年間大賞に選ばれたのは、「トリプルスリー」と「爆買い」の2語。表彰式後、選考委員の一人である「現代用語の基礎知識」の清水均編集長に話を聞いた。

――大賞はいつ決まりましたか。

「ウソだと思うかもしれないけど、大賞が決まったのは本当に今日の今日でした。当日までもつれこむことは良くあることですが、今年はあまり強い言葉がなくて、選考委員一同、迷いに迷いました」

――最後まで競っていたのは、どの言葉ですか?

「『五郎丸(ポーズ)』と、とにかく明るい安村さんの『安心して下さい、穿いてますよ。』は最後まで迷いました」

 清水氏は先日、日刊ゲンダイの取材に「今年はエンタメ系が弱い」と指摘。「昨年は、大賞を取った『ダメよ~ダメダメ』などお笑い以外にも『妖怪ウォッチ』『アナ雪』などがあったが、今年は少し物足りない」と語っていた。

 トップテンから漏れた8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」やクマムシの「あったかいんだからぁ」など、お笑い系フレーズが年初に集中しすぎたことも、選考がもつれた原因になったようだ。

 最後に、「『爆買い』は良かったですね。(全体的に)良いまとまり方だったと思います」と締めた清水氏。今年は選考委員泣かせの1年だったか……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  2. 2

    悠仁さま筑波大進学で起こる“ロイヤルフィーバー”…自宅から1時間半も皇族初「東大卒」断念の納得感

  3. 3

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  4. 4

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 5

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  1. 6

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  2. 7

    中山美穂さん急死、自宅浴槽内に座り前のめり状態で…大好きだった“にぎやかな酒”、ヒートショックの可能性も

  3. 8

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  4. 9

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  5. 10

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか