中国不動産王が米映画買収 ハリウッドで“抗日映画”激増か

公開日: 更新日:

 中国の商業不動産大手・大連万達集団(ワンダ・グループ)は12日、米映画会社レジェンダリー・エンターテインメントを35億米ドル(約4100億円)で買収すると発表した。

 レジェンダリーといえば、「スーパーマン リターンズ」や「ジュラシック・ワールド」などのヒット作を手掛けている映画会社。ワンダは、今回の買収劇で、一気に世界大手の映画会社に躍り出るもくろみだ。

「ワンダは、中国で知らない人はいない超巨大企業。1988年に設立され、不動産、百貨店、高級ホテル、旅行産業など多角的に手掛けています。トップは『中国の不動産王』と呼ばれる王健林氏。米フォーブスが発表した昨年の中国の長者番付では、資産300億ドル(約3兆5000億円)でトップに立ちました。同社は、2012年に米映画館チェーン2位のAMCエンターテインメントを買収しており、ハリウッドへの本格進出を目指しているのでしょう」(経済ジャーナリスト)

 中国の大金持ちの資本参加でハリウッド映画はどう変わるのか。「中国人の頭の中」(新潮新書)の著者で、ノンフィクション作家の青樹明子氏は言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝