ヤクルト1本を4人で分け合い 宇都宮まきの“極貧”実家秘話

公開日: 更新日:

 そうそう。小学校の時はチャボの飼育係を3年してたんです。理由は産んだ卵を持ち帰れたから(笑い)。ホンマは動物が苦手やった。でも、つつかれたら痛い、言うてる場合ちゃいますわ。タダで産みたての卵がもらえるんやから、そんなおいしい話はないです。時々、エサのパンの耳も持ち帰ったりね(笑い)。

 そんな貧乏な中でも誕生日は楽しみでした。1年のうちで数少ないケーキが食べられる日やったんで。ただし、生まれたのは12月26日なんで、クリスマスの残り物を買うんです。1日違うだけで半額とか、それ以下でしょ? 味は変わらへんから狙い目も狙い目。よくぞこの日に生まれた! って感じ(笑い)。

 高校入学後、テレビの仕事をするようになったのも、実は不純な動機やったんです。お弁当が出て、番組で残ったものは持ち帰ってもいいってことを知ったから。チヤホヤされたいとか、有名人に会えるかもって理由ちゃうんです。とにかく弁当とお土産。それが一番(笑い)。

 やっぱりね、「お母さんに持って帰ったら喜んでくれるやろな」って笑顔を想像すると、それだけでうれしかった。どんなに貧乏でも悲観的にならず、ええように考えてた方がいい。何でも気持ち次第やと思うんです。

 貧乏やったから、お金をかけずに工夫することが身についたし、私、サバイバル生活とかしたら絶対に生き延びる自信ありますもん(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する