月亭八方が目撃した 横山やすしの破天荒すぎる酒席伝説

公開日: 更新日:

 古典落語では上方落語界屈指の実力派で、軽妙洒脱な“しゃべくり”にも定評がある落語家の月亭八方さん(68)。自称「下戸」の目から見た、酒に溺れた先輩芸人の姿とは……。

  ◇  ◇  ◇

 僕はお酒いうと、ホンマ、たしなむ程度しか飲めへんのですよ。乾杯ビールはグラスに口を付けるくらい。日本酒ならおちょこに3杯飲んだら、もう十分ですわ。

 それでも仕事柄、お酒の席は多いですし、大酒飲みの先輩、大先輩とご一緒させていただいたことはぎょうさんあります。そんな中で、一番の大トラ言うたら、やっぱり(横山)やすし師匠でしょうな。ちょうど20年前に亡くならはってますけど、あれほど破天荒な飲み方した人はおらんやろね。

 スナックとかクラブとか行くでしょ。店は「いらっしゃいませ」ちゃうんです。「やっさん来た。灰皿隠せ」から始まるんですわ。

 師匠はたばこが大っ嫌いでね。居合わせたお客さんも、愛煙家なら運が悪かったと諦めるしかあらへん。誰かがたばこ吸うてると、それだけで機嫌が悪ぅなって手がつけられへんから。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ