著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

能年玲奈は「のん」で再出発 改名に見る芸能界の縁起担ぎ

公開日: 更新日:

 飲食店の代名詞である「水商売」とは、「先の見通しが立ちにくく、世間の人気や趣向に依存し、収入が不確定な職種」を意味する。芸能界もある種の水商売といわれる。

 それゆえ縁起担ぎは欠かせない。奈良の山奥に「天河弁財天」という神社がある。芸能の神を祭るといわれ、昔から芸能界の人も数多く訪れている。最寄り駅から車で曲がりくねった山道を走ること1時間。森林に囲まれた神社が現れる。静寂に包まれた不思議な空間は、今では「パワースポット」とまで呼ばれている。

 故・勝新太郎は三味線を境内で弾いたという。角川春樹氏は「角川映画」を立ち上げた際、台本を奉納。「戦国自衛隊」などのヒット作につながったといわれている。長渕剛志穂美悦子はここで結婚式を挙げるなど、名だたる芸能人も訪れている。

 芸能界に入り、縁起担ぎの第一歩は「芸名」にある。

「芸名で売れるわけではないが、売れないと芸名が悪いのかと思ってしまいがち。芸名を付けるとき、よりどころにしているのが姓名判断。芸事が成功するかどうかの画数を占ってもらう」と芸能関係者からよく聞く。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い