“どつき漫才”正司敏江さん 開花に名プロデューサーの尽力

公開日: 更新日:

 夫婦どつき漫才の元祖「正司敏江・玲児」。玲児さんは7年前に亡くなったが、正司敏江さん(76)はピンで今も元気に舞台に立っている。コンビが大ブレークしたきっかけは?

  ◇  ◇  ◇

 私、去年が芸歴55周年やったんです。敏江・玲児の前に、青森から出てきた津軽三味線姉妹と「ちゃっかり娘」という漫談トリオを組んだのがスタートやから。「ちゃっかり娘」の時に目をかけてくれて、藤田まことさん(故人)、白木みのるさんのコンビで大人気やったコメディー時代劇「てなもんや三度笠」(朝日放送)に小坊主役で出してくれはったのが担当プロデューサーで演出家の澤田(隆治)先生(83)。まだ私は10代やった。

 澤田先生は、71年スタートで今も続いてる「新婚さんいらっしゃい!」(テレビ朝日系)を立ち上げ、80年代の漫才ブームを巻き起こした「花王名人劇場」(フジテレビ系)で知られる名プロデューサー。後に大手テレビ番組制作会社の社長さんも務められましたけど、「ちゃっかり娘」解散後に玲児さんとコンビを結成してからも、ことあるごとに担当してはる番組に出してもろうて、私らの名前を売ってくれた大恩人ですわ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」