新宿・花園神社 劇団「水族館劇場」3年ぶりの東京公演

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 当代随一の見せ物芝居小屋集団として根強い人気を誇る劇団「水族館劇場」が、14日から3年ぶりの東京公演を行う。場所は創立30年で初めて進出した芝居の聖地「新宿・花園神社」だ。

 上演されるのは、新作である「この丗のような夢・全」。劇団の座付き役者にして、台本・監督を担当した桃山邑氏がこう言う。

「高さ13メートルの特設劇場を舞台にクレーンで飛行機を20メートルの高さに吊るしたり、劇団の代名詞でもある十数トンもの水が流れ落ちたり、とにかく自分たちが見たい!と思うサーカス的スペクタクルが展開されます。既成の劇場では絶対に見られない芝居になっています」

 桃山氏は建築職人として寄せ場を渡り歩きながら、1987年に劇団を創設して以来、徹底して野外での上演にこだわっている。

「27年前に彼らの舞台を初めて見た時に感じた凄い! 怖い! という印象は四半世紀以上が経過した今も変わりません。昨年私の出身地の三重県芸濃町での公演に関わり、花園神社での今公演を迎えるに当たり、ぜひ多くの皆さんに唯一無二のスペクタクルを味わって欲しいと思います」(制作メンバーで作家・風俗ライターの伊藤裕作氏)

 出演は千代次、風兄宇内、秋浜立、七ツ森左門ほか。14日(金)~23日(日)。19時開演。前売り券4000円(当日券4500円)。問い合わせは([電話]080・6412・4897)まで。

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